放課後、渡り廊下を進んだところにある図書室

題名も内容も思い出せない、かつて読んだ物語。けれど確かにあの日、私は彼女に出会いました。

八月の子どもたち


八月の子どもたち (あさがく創作児童文学シリーズ)
八月の子どもたち (あさがく創作児童文学シリーズ)
著者:甲田天(こうだ・てん)
出版社:朝日学生新聞社
カテゴリー:本


八月の子供たち


作・甲田 天(こうだ てん)


絵・そが まい
朝日学生新聞社
あさがく創作児童文学シリーズ③
¥800
2011年7月31日 初版発行


~あらすじ~
周囲となじめない少年・翼。
6年生の夏休み、彼は昼下がりに幽霊の少年・一平と出会う。
一平は翼にたのみがあるという。
「この町に捜してほしい人が、いるんだ」

昭和33年8月の新潟を舞台に描かれる少年時代。
戻れない日々がそこにある。



「図書委員の感想」
執筆者・5-3さかもと
この物語は二人の少年のそれぞれの少年時代にスポットを当てています。
幽霊の少年・一平くんは過去の少年時代。
そして主人公である翼くんは、現在進行形の少年時代。
時代は違うものの、どこかリンクしている二人の状況。
一平くんとのふれあいで、少しずつ変わっていく翼くんが眩しいです。
友達とはなんなのかを考えさせてくれる物語でした。
苦手な友達に対して、「こいつは○○○な奴だから」と決めつけていませんか?
もしかしたら自分の勝手な思い込みかもしれません。
わたしもそういうところがあるので肝に銘じておかなければ。




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